秀岳館高校

「薬物乱用防止講座」

本日は、3年生を対象にした「薬物乱用防止講座」を、行いました。
講師は「コミサポひろしま 代表 小玉幸浩さん」、昨年からボランティア活動でお世話になっている、「小玉さん」です。初めに、渡部教頭が小玉さんの紹介を行い、小玉さんの活動を取り上げた、広島と熊本のテレビ番組の録画を観たあとに、小玉さんの話が始まりました。
小玉さんの実体験をもとにしたお話は、生徒たちの胸に響きました。中学生までリトルリーグで野球をし、高校でも野球をしないかと、広島のある高校から誘われたにもかかわらず不合格、定時制高校に通ってみたものの広島県呉市にある反社会的勢力に身をおき、殺人以外の悪行に手を染め、ついには覚醒剤に手を出したこと。一度味わった快楽からはなかなか抜け出せず、覚醒剤の量もどんどん増え、お金欲しさにまた人を騙し脅し、まきあげたお金を覚醒剤を買うために使う日々、幻聴や幻覚に悩まされ、警察に追われ、4度の刑務所暮らし、それでも止められず、次第に自殺願望に支配されるようになり、建物の11階から飛び降りようとしたこともあったそう。転機は、反社会的勢力を離れ、生まれつきの障害を持たされた男性の介護を3年間したこと。「これまでの人生、悪いことばかりをして、人を泣かせてばかりだったので、人のために生きるのも良いかなと思った。」さらっと話される言葉には、重みが感じられました。
薬物中毒の怖さだけでなく、ご自分が体験されたことを隠すことなく話していただき、生徒たちもより実感できたと思います。現在の小玉さんの姿しか知らない生徒たちは、驚きを隠せませんでしたが、だからこそ心に響いたと思います。その証拠に生徒たちは、小玉さんが話される姿を食い入るように見つめていたからです。
講話のあと、校長先生と生徒会長、副会長が小玉さんにお礼を伝え、感想を述べましたが、「とても驚いたが、本当に覚醒剤の恐ろしさが分かりました。」「こんな話を聞くのは初めてだったので、リアルに伝わりました。」「ふつうは隠しておきたいことなのに、私たちのために話をしてくださり、有り難いと思いました。」「ボランティア活動の時の小玉さんとは違う小玉さんの姿は、衝撃でした。」と述べていました。
覚醒剤の影響で内臓を悪くされているお話もされましたが、一番印象に残っているのは「今は覚醒剤には全く手を出していませんが、注射器を見るとフラッシュバックすることがある、覚醒剤は死ぬまでやめられないのではないかと思う。今、覚醒剤に手を出さずにすんでいるのは、これまでお世話になった方たちがいるから。秀岳館の校長先生やたくさんの人たちを裏切りたくないから。」と話されたこと。
本日は、一緒にボランティア活動をしているコミサポひろしまのメンバーの方や道の駅坂本の道野さん、本校のボランティア活動を本にまとめてくださった松本さんも参加され、最後に校長先生からご紹介がありました。
3年生にとって、とても価値ある時間でした。
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