秀岳館高校

ボランティア

令和2年7月、私たちが住む熊本が豪雨被害を受けました。生徒たちの、「被害にあった方々を助けたい」という強い気持ちからボランティア活動が始まりました。家の中まで浸水し、家具や畳は使えない状態になってしまいました。全て取り出し、キレイにしていきます。

被害があったのは家だけではありません。道路や公園、畑などもたくさんの被害を受けました。たくさんの場所に足を運び、復旧のお手伝いをさせていただきました。それぞれの場所では、本校の生徒だけではなく、地域の方々やボランティア団体の方々と協力させていただく機会がありました。人が人を想い、活動することの素晴らしさを知りました。

泥出しや家具等の運び出しが終わったら、家の骨組みの掃除です。新しい家に生まれ変わるために、私たちにできる最大限の作業をしていきます。気持ちを込めて、掃除していきます。

ボランティアに行った生徒たちを拍手で出迎えるのも本校ならではです。その後学校に残っていた生徒や職員は作業で使った道具や帽子、手袋を協力して洗い、片付けを行います。

 

 

【坂本・大門地区】自治集会所へリフォーム

豪雨災害の被害に遭った家を復旧していく中で、様々な方と出会いました。坂本・大門地区の、あるお宅に住まわれていた方の家の手伝いをさせていただいた時の出来事です。元々、土砂出しや被災ゴミの片付けが終われば取り壊す予定だったそうですが、本校の生徒たちの働きぶりや綺麗になった家をご覧になったご家族が、このようにおっしゃいました。

「こんなに綺麗にしてもらって、解体するのは申し訳ないです。良ければ地区の自治集会所として使っていただけないでしょうか?」

そこで一緒に活動をさせていただいているボランティアのスペシャリスト「コミサポひろしま」の小玉さんがリフォームをされることになり、本校もお手伝いをさせていただくことになりました。取り壊される家が、生まれ変わることになったのです。

【 リフォーム完成後 】

本校の生徒とボランティア団体の方の協力のもと、ここまで綺麗になりました。

無事、大門地区の集会所として引き渡すことができました。

令和2年7月豪雨のボランティア実績(令和4年8月現在)

ボランティア実施回数:129回

延べ参加人数:6738人

0965-33-5134